当ページでは店舗にまつわる不動産用語を、余りなじみのないものについてはわかりやすく、良く知られているようなものについては掘り下げて解説しています。
定義だけでなく、それぞれの用語に関連した、契約に至るまでのテクニックや不動産業界の裏話、
実際の事例等についても触れていますので、店舗物件をお探しのお客様にとってはきっと役に立つかと思います。
預かり金とは
これは申込の際に、入居の意志を表示するとともに順位を確保するための明確な証拠を残すために支払うものです。
これらの金銭は審査が通った場合は、契約する際の契約金の一部に充当されるお金ですので、審査に通らなかったり、キャンセルする場合でも全額返金されるべきものです。
一括貸しとは
複数階建てのビル内の複数フロアを同時に貸し出す事を言います。
この形態は、都心部などの限られた立地で店舗を経営する際に、効率的な客数と売上げの向上を見込んで採用する営業形態で、床面積に比較して客席数を多めに確保することができます。
居抜きとは
主に飲食店の不動産仲介の現場において用いられる、引渡し方法で、前テナントの什器・備品・内装・設備などを後継テナントが引き継ぐ事です。
居抜きでの引渡が可能な物件の事を居抜き物件と言いいます。
解約予告とは
こ貸主または管理会社に対して、事前に物件の退去を通知することを言います。
物件の賃貸契約解約を希望する日の6ヶ月前までに、解約予告を出す事が定められているケースが一般的ですが、物件によって解約予告の期間は違います。
管理会社とは
たとえ物件を所有していても大家が自分で自分の物件を管理することはかなり困難なこと。
そこで、多くはこれを管理会社に委託しています。
管理費(共益費)とは
賃借している物件(主に他テナントと同居する事になる物件)で、家賃とは別に毎月支払う費用のこと。
建物全体の清掃や補修、警備等にかかる費用や共用部分に関する付加使用料に相当します。
客単価とは
来店客一人当たりの購買又は飲食単価のこと。
業務委託とは
その名の通り、ある法人等が特定の業務を外部に委託する(任せる)事です。
この場合、基本的に運営に必要な運営に当たってのノウハウ、内装、必要な厨房設備や空調設備、什器等は業務委託元が、あらかじめ用意し、実際の店舗の運営(調理、接客、仕込み、掃除等)は業務委託先が担当します。
軽飲食とは
「軽飲食」とは、飲食業種毎の調理の度合いに基づく、分類のことをさします。
臭いや煙が出にくく、入居している建物やその周囲への影響が比較的少ない飲食店の業態を言います。
原状回復(義務)とは
借主が物件の状態を、借りた当時の状態に戻す事を原状回復と言います。
特別な事情がない限り、借主は契約が終了する際に、原状回復して貸主に物件を明け渡さなければなりません。
建設協力金とは
(ほとんどの場合ロードサイドの)店舗等を建築する際、利用する事があるのが「建設協力金方式」です。
これは土地所有者が入居予定のテナントから、建築資金の一部または全部を無利息または、低金利で借り入れして建物を建築し、完成した後にテナントが建物を一括して借り上げます。リースバック方式とも呼ばれています。
権利金とは
建物などの賃貸借契約を締結する際に、一時金として借主から貸主に対し、支払われるもので賃貸借契約が終了しても返還する必要のないものとなります。
更新料とは
普通借家契約において、賃貸借契約を更新するにあたって借主から貸主に支払われる金銭のことをいいます。
重飲食とは
「重飲食」とは、飲食業種毎の調理の度合いに基づく、分類のことをさします。
極めて漠然とした、呼称である「重飲食」ですが、実際にその言葉の使われ方も、人や地域によって異なります。
重要事項説明とは
宅地建物取引業法に定める宅地建物取引業において、取引に関わる不動産業者がその不動産の借り手・買い手に対して契約前に行わなければならない行為です。
償却とは
借主が貸主に預け入れた、保証金(敷金)が返却される際に、一定金額を差し引くことを指します。
(もしくはその額そのもののこと)
スケルトンとは
建物躯体のみの状態を表し、店舗の内装設備が無い状態の事を言います。
造作とは
入居したテナントが、物件に対して、自ら設置したり工事したりして主に、居抜きでの引渡の際に受け渡されるものの事です。有償の場合と、無償の場合があります。
造作譲渡契約とは
居抜き物件の取引をする際に現在の借主が新しい借主へ造作設備の権利を譲渡する際に結ぶ契約のことをいいます。
造作譲渡料とは
『造作譲渡』という概念は、居抜きで物件を貸し出す際に付いてくるもので、造作とは店舗物件に対して、入居者が工事、設置した設備・内装・什器等の事を指します。
仲介手数料とは
仲介手数料とは、物件を売買もしくは賃貸の仲介をした不動産会社に対して、その対価として借主、もしくは貸主から支払われる成功報酬のことです。(媒介報酬ともいわれます。)
賃貸借契約とは
物件の所有者と物件への入居希望者が家賃を支払い、決められた期間物件を貸し借りする為に結ぶ契約。
坪とは
建物や土地の面積は、しばしば㎡ではなく『坪』という単位であらわされます。
坪単価とは
月々にかかる物件の賃料(と共益費)をその物件の賃貸面積(坪数)で割った金額の事です。
また、一般に特に口頭などで、指定なく「坪単価」と言う場合には、「税別」「共益費(管理費)込」の金額として語られます。
テナントとは
日本語では店子(たなこ)ともいいます。
ビルの一部区画に賃借・入居する、不動産の借り手の事で、一般には物件内で商売を営む事業者の事を指している事が多いです。
転貸・サブリースとは
賃借人(主に不動産会社)が貸主から賃貸中の物件を他の入居者に「また貸し」すること。
内見とは
(WEBサイトやチラシなどを見て)入居を検討している物件があった場合に、実際に物件を訪れて、入居可能かどうかを確認する事を言い、基本的には貸主や、不動産会社が立ち会い、カギなどを空けて物件の中を案内します。
番手とは
申し込みが入った場合、申込毎の優先度を指すもの。(例:一番手、二番手)番手を決める基準は、申込の入った時間的な順番であったり、貸主の判断であったりと、案件により異なります。1番手から順に契約への、刷り合わせを行っていき成約に至らなければ次の番手へ、と貸主側の検討の順番が移っていく事が一般的です。
ビルイン物件とは
繁華街や駅前などの商業ビルやオフィスビル、ホテルなどの施設内店舗のこと。
一般的には、building(建物)in(の中)という名が示す通り、ビルの中にある物件という認識で問題ありません。
不動産仲介とは
不動産の売買や賃貸借に関して、両当事者の間に立って、売買契約や賃貸借契約の成立に向けて業務を行います。 仲介業者の業務を大きく区分すると、三つに区分されます。
壁面看板とは
店舗の壁面に平付けするタイプの看板で、お店のイメージを印象付ける顔とも言うべき看板です。
その利点は、壁一面に施工するため、面積が多くとれ、巨大な店舗ほど大きなインパクトを与えられることです。
保証金・敷金とは
物件を借りる際にビルオーナーに対して、家賃の滞納や入居テナントの過失による損傷の修繕費を担保するために、契約時に預け入れる金銭となっています。(敷金は非課税です。)
間口とは
敷地や建物を、主要な方向から見た時の幅のことです。
間口に対して直角方向を「奥行き」と言います。
満額とは
貸主の提示した賃貸条件を、入居希望者がすべてのむ事。
申込とは
契約に至る過程で、入居希望者が入居の意志を示す行為のことです。主に、内見等の事前確認が済んだ段階で、入居の意向が固まった後、書面にて提出されます。
融資とは
リース店舗とは
俗にリース店舗と言われる物件の場合、入居前から造作や内装、厨房設備、什器などが備わっているため、基本的にはすぐに営業が開始できる状態になっています。
礼金とは
借主が貸主に対して、お礼の意味を込めて契約時に支払う金銭です。
契約が終了しても通常、返還はされません。
ロードサイドとは
幹線道路など交通量の多い道路に面している店舗の事をいいます。
幹線道路に面しているため車を利用する消費者をターゲットとすることが多いのが特徴です。
路面店とは
道路に面した店舗のことを言います。単に建物1階部分の事を指す場合も稀にありますが、正確ではありません。
ビルやショッピングモール・空中店舗に出店するテナントと対照的な言葉として用いられることが多いようです。