概要:視認性と集客
店舗は、運営するお店で客を集め(=集客)し、飲食させたり、物を売ったり、サービスを提供したりすることで、売上を上げることを目的として物件に入居します。集客の方法は色々とありますが、多くの場合集客というのは、物件周辺にいる来店する可能性のある不特定の人々を店舗に導く事を指します。そのため、店舗物件においては『その場所にその店舗がある』という事実を、付近にいる人々に対して認識されることがとても重要になります。もし店の存在がわかりにくく、人に気づいてさえもらえなければ、(当然ですが)人々はその店に訪れようと考える事はありえず、売上は立ちません。人目に付き易い、道路に面した1階の物件が、他の階に比べ、重宝されるのもそういった理由によるものです。このように、通行人に対して店舗の存在を認識させる力(=視認性)は集客力と強く結びついており、店舗物件の価値を決める重要な要素となります。また、視認性に大きく関わる要素として、建物のフロアや構造、立地等が挙げられますが、これらは所有者や入居者が、後付けでどうにか出来るものではありません。そこで、物件の視認性を補ったり、強めたりする為の附属の設置物として、「看板」が大きな意味を持つことになります。